祖母の持っていた人形

祖母の一周忌に大伯母が箱に入った人形を持ってきました。丁寧に風呂敷で包んであり、大伯母は「おばあちゃんが大事にしていた人形だから受け取って欲しい」と言ってきました。遺品整理をした時に形見分けとしてもらったようです。

中が見えなかったのですが祖母はもう八十を過ぎていたので、ケースに入った日本人形か何かだろうと思い、そのまま車に積んでもらって帰りました。

帰って風呂敷をほどいてみたら、昔はやった喋るぬいぐるみのような大きい人形が入っていました。きれいにはしてありましたが古いもので、しかも私にはそういうもので遊ぶ趣味はなく困ってしまいました。おそらく大伯母もそうだったのでしょう。

とりあえず箱から出し、そこにあった子供用の椅子に座らせました。

どこかへやってしまおうかとも思ったのですが、なんとなくその人形は今もそのまま椅子に座っています。